カメラの「絞り優先モード」での写真撮影

一つ前の記事で「ブログ開始!」とか書きながら、随分間をあけてしまいました。
正直、書く内容に困っていました。「何書こうかな」とか「書くにしても知識が足りなさすぎる・・・」といった感じで、カメラについて調べつつ、どうしたもんかという状態になっていました。
が、悩んでいてもしょうがないので、分からないなりに調べたことなど、まとめていければと思っています。

ということで、一番最初の内容は、タイトルの通り、「絞り」についてまとめたいと思います。

カメラ撮影時の大雑把な仕組み

「絞り」についてまとめる前に、大まかなカメラの仕組みについて触れておきます。
非常に大雑把な説明ですが、撮影の仕組みはこんな感じです。

まず、カメラのシャッターが開放されると、カメラの中にあるセンサーに、周辺の情報が集まります。集まった情報に、明るさを足したり引いたりすることで、撮影する設定が決まります。そしてシャッターボタンを押すことで、その設定が反映され「jpegデータ」として、SDカードなどに写真のデータが保存されます。

絞り・シャッター速度・ISO感度・露出補正で明るさを設定

さきほど「明るさを足したり引いたりする」と書きましたが、この作業を行うのが、「絞り」「シャッター速度」「ISO感度」「露出補正」などの機能です。 これらの機能は相互に関係しあっていて、まとめて説明しようとすると、ややこしくなるので、ここでは「絞り」について、まとめたいと思います。

カメラの絞りは、取り込む光の量を調整する機能

「絞り」はレンズを通って入ってくる光の量を調整する機能です。F値と呼ばれるもので数値化されます。

一般には、絞りを「開ける」「絞る」と表現され、絞りを開けた状態では、カメラに取り込む光の量は多くなり、F値は小さい値になります。逆に、絞った状態では光の量は少なくなり、F値は大きい値になります。
言い換えると、大きいF値ほど、「絞り」は絞られ、カメラが取り込む光の量は少なくなり、小さいF値ほど、「絞り」は開放され、カメラが取り込む光の量は多くなります。

また、ピントの合う範囲も変わってきます。絞りを開けると「ピントの合う範囲が狭く」なり、絞ると「ピントの合う範囲が広く」なります。

実際に撮ってみた写真で比較してみましょう。
絞り優先モード(絞りの値を任意に変化させることができるモード)に設定して、F値だけを変更して撮ってみました。下の左の写真はF値が「f5.6」、右は「f22」で撮影したものです。

左の写真は手前と奥がピンぼけしていますが、右の写真は全体的に、くっきりしているのが分かります。

仕上がる写真の明るさは「絞り」だけでは決まらない

上の比較写真では、絞りを変更しているから、取り込む光の量が変化しています。当然光の量が少なければ、暗い写真に仕上がりそうですが、どちらの写真も明るさに大きな変化は見られません。
これは、絞りの値を変更した際に、適正な明るさを保つよう、カメラがシャッタースピードとISO感度を自動的に変更しているためです。
このあたりの関係性は次回以降「シャッタースピード」「ISO感度」を個別にまとめて、さらに、その相互関係についてもまとめて行ければと思っています。

ちなみに、マニュアルモードにすると、絞りもシャッタースピードも任意に決めることができます。
試しにシャッタースピードを「1/20」、ISO感度を「3200」で一定にして、撮った写真がこちら。

F値は左の写真が「f5.6」、右の写真が「f22」です。
右側の写真は、光の量が絞られた分、全体的に暗くなっているのがわかります。

絞りの特徴

最後に、絞りの特徴をまとめておきます。

開ける 絞り 絞る
多くなる 光の量 少なくなる
小さくなる F値 大きくなる
狭くなる ピントの範囲 広くなる

ということで、「絞り」について自分なりにまとめてみました。

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